無神論、進化論、創造論、異星人創造論をもとに進化の歴史を考える。

《それぞれを簡単に説明》
説明
無神論 神は存在しない。人類が生み出した妄想にすぎない。」とする説。
進化論を信じる信じないは無関係。神は存在しないとする説なのでこれ以上の説明は省略する。
進化論 生物は初めて地球上に現れた単純微小な原始生命から次第に進化した。」とする説。
ダーウィンの自然淘汰説が有名。自然淘汰とは、生物は自然環境の中での生存競争の結果、 わずかでもすぐれた形質を持つものが適者生存して子孫を残し、劣者は子孫を残さずに亡びること。 ダーウィンが人為選択にヒントを得て進化論に初めて用いた語。 優等生ダーウィンが大衆を支配するための自己弁護という説もある。 ヒトラーなどが悪用したためだが、奴隷制度に反対のダーウィンが自分に降りかかる危険を承知の上で「人間も猿も全ての生物の先祖はみな同じ。」という事実を訴えたという説が有力である。
創造論 万物は高度な知能を持った存在(創造主)によって創造された。」とする説。
異星人
創造論
超文明を持った宇宙人が古代の地球に移り住んで地球を進化させた。」とする説。
宇宙人はイニシャルプログラムローダーの類を運んだだけという説もある。

異星人創造論を説明しようとすると、その異星人が発生した理由を追求しなければならない。

進化論あるいは創造論で説明できるなら異星人が発生した理由も説明できるはずである。

進化論に対する批判として際だっているのは、「進化の過程の化石が発見されたことがない。」という指摘である。

創造論に対する批判として際だっているのは、神が全宇宙を創造したという説に対する「神はどうやって発生したのか。この気が遠くなるどころの騒ぎではない広さの宇宙をどうやって管理しているというのか。」という指摘である。

まずは進化論と創造論の両方を取り入れて進化の歴史を大雑把に説明する。

《進化の歴史》
段階 進化の過程
初期段階 生物は初めて地球上に現れた単純微小な原始生命から次第に進化した。
頭脳誕生 突出したAIシステム(頭脳)を持つ生物に発展した。
頭脳進化 その頭脳は、進化を繰り返した。(自らを次々とバージョンアップしていった。)
祖先誕生 その頭脳と生物の脳同士で、裏で通信ができるネットワークシステムを完成させた。
その頭脳は、未来永劫繁栄させるために、精子と卵子で子孫を残す異性システムを造った。
祖先進化 異性システムは、バージョンアップを重ね、人間に進化する前のバージョン(例えば猿)に発展した。
人間開発 (突出した頭脳は、前バージョンの精子と卵子による人間への改造仕様を設計した。)
前バージョンの頭脳は、精子または卵子を人間向けにバージョンアップした。
人間完成 人間向けの精子と卵子の受精により人間に進化した。
精子と卵子(または受精後成長前)の段階で進化が確定するため、進化の過程が化石に反映されない。
人間教育 異性システムを造る前の突出した頭脳は、人間に神話などを教えた。
神の誕生 進化により発生した突出した頭脳を人々は神と呼んだ。

神は、人智の及ばない莫大なネットワークシステムを創造して、人間の脳との通信を可能にした。

私達は神とともにある。

神(唯一絶対神、根本神)が最初にどこで発生したかについては、「神はどこで発生したか」で考える。


次に創造論に重きをおいた進化の歴史を考える。

現状では、少なくとも教育の現場では「進化論」が支持されている。

創造論を主張すると、うさんくさいと感じる人が多いため、遠慮してしまうことが多いのだが、進化論を疑う理由は、多枝に渡る進化の途中の種が発見されたことがないという事実にある。

猿からは猿しか生まれていないし、人からは人しか生まれていないということである。

意図通りに進化させるという外部からの意志が働いてはじめて猿から人に進化した、あるいは最初から人が目的で造られたのである。

ここで創造論を主張している説得力ある本を紹介する。

久保有政著「オーパーツと天地創造の科学」

この本を読まずして創造論は語れない。

この本で、聖書からの引用が紹介されている。それによると、

次のような例も考えられる。

《進化の歴史》
段階 神の発生、自然環境と生物の創造
神の発生 長い偶然の積み重ねにより、神(臓器等の周辺装置を持たない思考プログラムだけの集合)が自然発生して進化した。
環境創造 神は、多種多様な機能を満たす実体と思考を持つ生物を創造するために宇宙または宇宙内の一部(地球の自然環境など)を造った。
生物創造 神である主は土地のちりで原始生物を形造り...
進化 ...
...
例1)次々に生物を造った。
例2)前バージョンの生物を元に次々と進化させた。
...
...
人間設計 アダムとエバ(人間)の詳細仕様を設計した。
人間作成 例1)アダムとエバ(精子と卵子で子孫を残す機能を持つ男女)を造った。
例2)前バージョン(人間に進化する前の、例えば猿)の精子と卵子の一部を次回バージョンである人間用に仕様修正&追加。 2ペアを性交させてアダムとエバを造った。両親の精子と卵子によって子供を生成するという仕組みは、 前バージョンですでに実用済み。
(進化) 例1)最初から人間用に造られた。
例2)精子と卵子(受精)により人間への進化が確定した。

聖書は元々比喩的表現が多い。

科学が発達する前の人々も含めた2000年にも渡る人類を対象に、多言語に翻訳されても多様な価値を生むように出来ているのだから、そのまま解釈して間違いがあったとしても問題ではない。

同様に、仮に科学の発達によって創造論も進化論も全否定されたとしても、その役割が既に有効利用されているので問題ではない。

神は、一方には宗教を信じ込ませ、また一方には科学を信じ込ませ、また一方には両方を信じ込ませて多種多様な人間を創った。

恐竜が滅びた原因は隕石だと言われているが、この場合、創造論では、神の意志で隕石が計算通りに命中したという解釈が妥当である。

DNA分析により人類のルーツがアフリカであることがわかってきた。

母方の祖先をたどるミトコンドリアDNAによっても父方の祖先をたどるY染色体によっても同結果である。

創造されたのなら世界同時発生という可能性もあるのではと考える人もいると思うが可能性が低いのでここでは省略する。

日本人は、概ね単一民族と言われているが、DNAは多様とのこと。多くの経路を通って日本にたどりついたということである。

人は紫外線の量に合わせて肌の色が合わされたという説がある。たぶん正しいと思う。

メラニンの色を変えながら世界に広まって行ったのだという。

ビタミン不足にならないように肌の色が変化したというのである。

つまり、外見は環境によって変化するということである。

ということは日本人に似ている顔が多い国の人達とは、先祖長年に渡って一緒に過ごしたものと推測される。

人類のルーツはアフリカだが、それとは別に生活のルーツと言えるものがあると思う。

特に中国人や朝鮮半島の人達の中に昔の日本人を思い出させる顔の人をよく見る。

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