2013/07/12
しばらくホームページを更新しないでいたら変なCMが付いて失礼している。 去年(2012年)9月に中国に仕事で渡航する直前に更新したのが最後で中国に着いてからはFC2のページにアクセスできないということもあって、すっかりご無沙汰してしまった。
あれから2回目の一時帰国で書きたいことが山ほどあるのだが、今は帰国中も仕事を優先せざるをえない状況にある。
中国に戻る準備ができたところで、少しだけでもページ更新しようと思ったら、去年渡航前に追加してFC2にアップしていないメッセージがあった。「9/02 五輪どころではないが...」である。書いた日付は9/01になっているがhtmlファイルの日付は中国渡航日の9/02の朝になっているので、渡航直前に書き終わってアップだけしなかった模様である。このメッセージは目次も含めて1文字も修正しないで、そのままアップ。今の私としては、2013年分だけの追加更新である。
中国ではFC2のページ更新ができないため、「みんなのための幸福の科学」から離れて職務に専念した。
日本と中国の世界的有名メーカーの合弁会社勤務ということで、両国の優秀な人材が集まっている中に私一人だけ飛びぬけて頭が悪い人間がプロジェクトに参加しているため、普通の人が1時間働いているところを5時間働いても追い着けないという現状がある。とてもホームページ更新どころではないのである。おまけに中国人から一番嫌われるのが残業や休日出勤なので、効率よく働く能力がないと辛い思いをする。みんなもっともっとゆっくり働いて休暇をいっぱいとってほしいと願うばかりである。そうでないと私がいくら働いても追い着けない。
日中のリーダー同志がぶつかることもよくあるが、ただ翻訳しているだけの通訳が双方から袋叩きにあうことがままあるようだ。
尖閣問題は関係をこじれさせるだけなので職場では誰も一切話さない。日本企業に勤務している人は日本に同情的な人が多いが、テレビを見ていると日本と中国を入れ替えるとそっくりの状況である。逆にあのNHKが中国では日本政府の意向を反映している反中テレビと映る。どちらも相手国が不法侵入しているという話である。ただ明らかな嘘は外交で問題解決することを放棄しているとしか思えない。次は明らかな嘘と判断している。
・領土問題は存在しない。
・棚上げ論はなかった。
のど元にナイフをつきつけられた状態(戦後)で「この土地は日本のものだ。異論はあるか。」と言われても反論できないということも言える。
日本人が絶対正しいと考えていることも考え直してみる必要があると思う。
日本としては「歴史上日本のものだ。」と主張するよりも「今は日本のものだ。」と言って環境問題等も含めて日本が統治することの正当性を主張するほうが正しいと私は思う。ちなみに「竹島は日本のものだ。」と主張するほど韓国のスポーツや文化が強くなる。
それはともかく、中国に行ってまず思ったのは、
日本人と中国人の英語が通じない。
ということである。 カタカナ英語を使うと中国人の間で爆笑するので、最初はネタに不自由しなかったが、それにしてもカタカナ英語は正しく英語を表現できていない。そこで私はひらがな・カタカナの仕様変更追加(タ行、ヤ行、ワ行の拡張)を強く希望する。
1). Ta Ti Tu Te To
た行を「た てぃ てぅ て と」「つぁ ち つ つぇ つぉ」の2行にする。
2). Ya Yi Yu Ye Yo
や行を「や Yi ゆ Ye よ」に変更する。
3). Wa Wi Wu We Wo
わ行を「わ Wi Wu We Wo」に変更する。「を」は、わ行から独立させ、「ん」の仲間にする。
日本の漢字に中国語の簡体字も採用することを希望する。
今はとっても仲が悪い日本と中国だが、双方が相手の言い分に譲歩しあうことで安定した関係が築けるようになる。
中国に行って思ったことのひとつは、
層の豊かさ。
中国は多民族多様社会。 日本人は中国人を熟した桃の視点で見ている。 桃の類には桃とネクタリンがある。日本では熟して甘いのが美味しくほとんど味が画一的だが、 中国では桃もネクタリンも大小、林檎型だけでない変形したもの、硬いのと柔らかいのなどなど多様である。
タクシー業界も一つの層になっていない。多様である。普通のタクシーに加えて原付バイクを改造したような三輪タクシー、バイクタクシーなど様々である。 中国で自転車と呼ばれているバイクは免許がいらない。携帯使いながら運転している人とか5人乗りまでいる。 夜はライトを付けない。もちろんヘルメットもかぶらない。 日本だったら事故が多い自治体が対策を考えて規制が厳しくなるところである。 もちろん中国のこういうところが良いとは思わない。命を大切にする日本の方を私は支持する。
中国語も日本人にはわかりえないような微妙な発音の違いを使い分けている。 声調(4種類)の違いで意味が変わるだけでなく、たとえばJIという発音の語を辞書で引くととてつもない数の語が出てくる。 何十年も世界中に海外出張を繰り返しているような人でさえも片言の中国語しか話せない状態である。
中国の独裁政権をとやかく言う人が多いが、日本みたいに党が増えたら中国をまとめることは出来ないものと思う。 政治家の汚職など問題は多いようだが、単一民族の日本人が批判し過ぎるのは危険である。たとえば靖国参拝に過剰に反応する人がいることがわかっているのだから「参拝を控えてほしい。」というお願いを受けて逆に行くのは喧嘩を売っている以外のなにものでもなく外交で解決する気がないと判断される。
中国に来て思ったことのひとつは、
バスに乗っていると...
お年寄りが乗ってくると若者はさっと席を譲る。悩むことなく謙る。
席が空いたとき、小学生の子供が離れたところにいるお母さんに「お母さん空いたよ」と大声で呼んでお母さんがそこに座った。日本では子供を座らせることがほとんど。日本で親子連れが来たからと譲るのを見たことはあるが、譲られた家族が子供を座らせることが多い。そのほうが安心だからとのことである。
中国に来て思ったことのひとつは、
私の住んでいる家で唯一見られる日本のテレビがNHK(World)だが、
放送権上の制約のため海外ではご覧いただけません。
ご了承ください。
見たい映像に限ってこのメッセージがでる。ブラックアウトよりも頻繁にあって、絶望的な気分にさせる。
ハイビジョンでさえも世界的にはまだまだ普及していないのに、韓国や日本のメーカーは次世代超高精細ハイビジョンを普及させようとしている。急ぎ過ぎだと思う。
今日は数行で終える予定だったが、空港に来たら飛行機が遅れているということで、結局大量の文章を追加してしまった。
まだまだ書き足りないほどの魅力が中国にはある。 私さえもっともっと優秀な仕事マンだったらもっともっと生活も楽しめるのにと思うと、若いころからの努力研磨の必要性を痛感している毎日である。