2012/01/13

私は、「やや日刊カルト新聞」のページで公開されていた幸福実現党の党首の立木秀学氏らの質問による金正恩氏の守護霊の霊言のほんの一部を視聴して、最終的には、幸福の科学応援団という名前で次のように幸福の科学批判に同意するコメントを残した。

>幸福の科学職員、信者とも金正恩の霊言を信用していることが恐ろしい。
>しかも注射で毒殺した、それに関わった人はすべて殺されているということを鵜呑みにしている。
>カルトとはこういったことが典型的なんです。
>生き教祖が白を黒と言えば黒になる。
>かつてのオウムがそうであったように。
>オウムは実際に注射で毒殺した事件もあったと記憶している。

この部分には強く同意します。


その後、「やや日刊カルト新聞を読んだ。」という友人Aから電話があり、いっしょになってこの霊言批判を繰り返した。安易な宗教批判に対しては「批判は無知のなせる業」ということで一致したのだが、霊言、特に「やや日刊カルト新聞」で公開されていた金正恩氏の霊言については酷すぎる内容ということで一致したのだった。ブログでも「(幸福の科学を擁護する)正義感さえも引っ込めたくなるほどの金正恩の霊言のひどさである。」などと書いた。

しかし、ここで公開されているのはほんの10分の1程度だという情報が気になった。テレビ報道を批判したくなる理由の一つは、ほんの一部分だけをとりあげて全体像を見せないというやりかたである。そこで、実際に幸福の科学の支部に行って職員の方にお願いして全部を視聴してみた。なんと、全部視聴した後の私の中には、毒殺という話題はほとんど眼中になかった。世界の平和という目的に着目した場合、全体像が重要であって、軽く流すところに拘って批判していた自分に気がついた。やはり、批判過多は明日は我が身である。

霊言を見終わった印象は、「菅直人守護霊の霊言」を視聴した後と類似している。一般の人には神仏の存在の証明にはならず、むしろ逆効果だと思う。脳が創り出した神と解釈されてしまう。理由は次の通りである。

・予想不可能な新しい情報がない。
・霊言をはじめる前に「毒殺」という表現を使っている。
・日本のテレビを見ていると「日本人の料理人に教わった。」という情報は推理できる。
・双方の主張が語られている部分が信頼性を上げているが、私は思いつく内容である。

ビデオ視聴で伺った幸福の科学支部の職員さんの行動自体が結構予想通りの部分が多かったため、霊のネットワークというよりも意識のネットワークによる状況設定という感じだった。

大川隆法総裁は、あたかも私がかつて首相官邸に投稿したメッセージや私のホームページの内容を全て読んでいるという予想さえできるほどの霊能力をお持ちである。

それでも、霊言内容を出版するという行為を批判する理由がある。 霊言には、たとえ思っても道徳的に絶対言わないような発言が含まれるため、日本で禁じられているアダルトの無修正ビデオという印象である。 私個人に限って言うと霊言ファンとも言えるようになっているが、こういうビデオの公開を続ける限り、信者を増やすことはできないと思うのである。


どうでもよいことだが、去年の10月10日に次のように書いた。

はじめてみのもんたが夢に現れ「(TBSの朝ズバッの)最後の一言を必ず聞け。」と言われた。

それ以来、去年は一日たりとて、最後の一言のときにイヤホーンをはずしていたことはなかったのだが、年が明けて、いきなり連続未視聴。

朝ズバッの視聴に固執するのはやめた。「最後まで真剣に聞いてくださってありがとうございます。」という女性アナウンサーの最後の言葉を聞いたときには、その前のみのもんたの言葉が思い出せなくて悩んだりしたが、なんか威張っていたように感じたが、意味のないこだわりだった。

朝ズバッという番組そのものは良い番組だと思うから見ているのであって、たとえば、もっともだと思える官僚批判や政治家批判なども多いが、毎日批判しても毎週批判しても改善しないのは何故だろうと考えると、裏脳が「ネタをありがとう。」などと感謝していて、本気で改革を望んでいないためかもしれないなどと、霊言を聞いていると思ってしまう。マスコミは双方の意見をとりあげるので、双方の批判も受けるわけである。本質的な部分では幸福の科学とテレビ界は似たようなものだと思う。

幸福の科学の誰に聞いても同じ政策というものが存在していて、そういう部分は幸福の科学の会員の方々とは議論の必要がない。幸福実現党が他の追随を許さないのはブレないところである。それが、支持しない人は永遠に支持しないという可能性を高めている。

「報道ステーションSUNDAY」に巨人の清武元球団代表が出演して「誰でも絶対許せないことってあると思うんですよ。」と中国首脳を例に渡辺氏を独裁者扱いの批判を展開。渡辺氏はテレビ出演依頼を拒否されたとのことで番組としては、清武元球団代表擁護と映ったが、次の同じテレビ朝日の「スクランブル」では清武元球団代表批判。清武元球団代表の行動に巨人ファンであることを隠したくなった人が多かったのではと思う。「誰でも絶対許せないことってあると思うんですよ。」とのことだが、拉致された人のことを考えてみてほしい。周りは全員敵であるにもかかわらず怒りを抑えなければならない。それを思えば、庶民が一生暮らせるような高額な値をつけて裁判沙汰にするような内容とは思えない。


我が家のテレビは「見るだけ予約」機能を搭載している。ほとんど使ったことのないこの機能を使ってみようと思って、今日TOKYO MXテレビ15時(石原知事定例会見)をセット。これならビデオに録画しなくても忘れずに見ることができると思ったのだった。しかしである。石原都知事が風邪で定例会見中止とのこと。

結局、NHK15時のニュースを視聴。
・シー・シェパード3人をオーストラリア政府の船に渡した。
・今後も妨害活動を防ぎながら調査捕鯨を続けるとの方針。
・名護市議会、評価書提出に抗議の決議。
・米特許件数上位10社のうち日本メーカー6社
(1位:米IBM、2位:韓国サムスン、3位:日本キャノン)

日米韓共通の価値観が見てとれるニュースである。

「やや日刊カルト新聞」のページで、「14時46分から、私は石原都知事はシロと解釈しました。」などと書いたが、誰しも長所と短所があるということを書きたかったのであって、石原都知事の言うことがすべて正しいという意味ではない。

予言を公言すると外れる確率が高まるのと同じで、地震情報をどのように解釈するかを示しても条件が一致することはないので参考にはならず、自分の心の中に留めるべきだと実感した。

1月5日は次のニュースがあった。
・鯨の調査捕鯨船に対して今冬初のシー・シェパードの妨害活動。大事には至らなかった模様。
・マグロの初競りで5649万円、大間マグロ史上最高値、すしざんまい店
・食べログ、多くの店でやらせ口コミ発覚。

経済優先の弊害が出ているが、すしざんまい店のマグロの初競り高額落札は明るいニュースである。
生産者と消費者に還元されたからである。文句あるなら経済システムに言うべきである。

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