中国は、現在世界で最も人口が多い(多数決で最も有利な)国。 その中国の無錫に長期(2012~2014)出張中にデジカメで撮影した写真より、多様性の一端を示す魅力的なものを集めてみました。 (動画はこちら
なので、中国の魅力というよりは無錫の魅力です。以降も、中国と記載している部分のほとんどは無錫のことです。 なお、実物と大きさの比率が違いますので写真で大きさを厳密に比較することはできません。

文化や生きる世界が違っていても国に関係なく通じるのが食事を美味しいと感じる感覚。「美味しい」という感覚は味覚があればほとんどの人が理解できることであり、食べ物の話題が中心です。TPPが話題のこのごろですが、無錫産のぶどうやナツメ、熊本の晩白柚が無くならないように願うところです。


果物

大きく分けると、桃の種には日本と同様に桃とネクタリンがある。 日本では熟して甘いのが美味しくほとんど味が画一的でたまに硬い品種がある程度だが、中国では桃もネクタリンも大小、林檎型だけでない変形したもの、硬いのと柔らかいのなどなど多様である。(夏みかんやオレンジではない冬のみかん一つとっても大小様々で種付みかんでも小さいのと大きいのとある。)
次の写真は平たく変形した。この桃は甘さ控え目で食べやすい形状なのが魅力。実際に食べてみると「食べやすい」ことがわかる。

平たく変形した桃

葡萄

次の葡萄(下図、だいぶ食べてから残ったものを撮影)をはじめて食べたときは巨峰と比べて甘みが足りず妙な酸味があって雑な味でえたいが知れない感じだったが何度か食べるうちに大好きな葡萄の一つになった。見た目はピオーネに近い。日本で手に入らないのが残念。

少し酸っぱい葡萄

現地販売

葡萄は味も大きさも日本の方が多種多様。古くから親しまれている巨峰、デラウェア、ナイアガラ、スチューベンなどなどの他、輸入ものもあり、数え切れないほどの種類がある。私としては足りないのは上記中国産(無錫産)葡萄と山葡萄だけである。山葡萄は中国にもなかったが、長野に旅行に行ったときに買って食べて刺激的で美味しかったことがあった。その山葡萄は葡萄酒やジュース用途での販売だったかもしれないが私はそのまま食べた。

なつめ

日本の店では販売されてなくてここで一番紹介したかったのがなつめ(棗)だが、中国ではそこら中にありふれていて写真に撮るのを忘れてしまったのが残念。季節になると、店頭に大量に並び、中国では当然のことながら試食もできる。柿が果物として売られている以外に多くの種類の干し柿があるように、なつめを使った菓子類(乾果、下図)が多い。

棗(乾果)

メロン

次の大メロン(長さは普通の大きい西瓜なみ、さくらんぼも並べてみた)は断面が黄色で硬めながらあっさりした甘さがある。ボリュームがあって割安感が売り。口にするのは中だけなので農薬の影響も事実上無視して良く、この大メロンのおすすめ度は一番といって良い。

硬めながらあっさりした甘さのメロン

硬めながらあっさりした甘さのメロンの中味

次の小メロン(日本産のプリンスメロンよりも更に小さい)は小粒ながら昔懐かしいメロンの味がする。

昔懐かしい味の超ミニメロン

昔懐かしい味の超ミニメロンの中味

ちなみに次は日本産のプリンスメロン(左:熊本産)と超ミニメロン(右:茨城産)だが超ミニメロンはそのままではメロンというより胡瓜に近い味なので胡瓜漬けと同じように漬けて食べると美味しい。

日本産のプリンスメロン(左)と超ミニメロン

中国には次のように黄色い大メロンもある。

黄色い大メロン

この黄色い大メロンも前述の大メロンと同様にボリュームがあって割安感が売り。
この大メロンさくらんぼ、桃の仲間のネクタリンも並べてみた。

黄色い大メロンとさくらんぼ

日本にも黄色いメロン(下図)はあるが、こんなに大きくはない。

日本の黄色いメロン

大きくて美味しいなどは西瓜も同様だが、美味しい西瓜の味は日本産とほぼ同じ。なので写真は省略する。というか写真に残していない。西瓜の日本と中国の違いとしては、西瓜の切り方が違うとか、日本では甘くするために塩を振りかけるが中国では塩を使わないとか、中国では一年中売っている、などの違いが興味深い。

晩白柚

日本にはない大きい果物として店でよく見るのは特大のグレープフルーツ。グレープフルーツと同様に実の色が普通のとオレンジ色の2種類ある。味はグレープフルーツと比べて刺激が少なくあっさりしていて乾いた感じがある。皮が厚くて剥くのが大変ということはあるが、なにしろ大きいので食べ応えがあり、人によってはこちらのほうが美味しく感じると思う。グレープフルーツはスプーンで食べるがこちらはそのままがぶっと食べる。季節になると店に大量に並び買値も庶民的。なつめと同様に写真に残していないが、最近日本でもたまに見るようになった。熊本産の晩白柚(次の写真)は味も大きさもほぼ同じもの。買値はまだ高いが日本でも食べることができることが嬉しい。

熊本産晩白柚

熊本産晩白柚その2

この写真では大きさが伝わらないのが残念。

次の写真は杭州日帰り出張中に西湖周辺で発見した同種(たぶん)の木。

晩白柚と同種の木

食べ物とは関係ない話だが、杭州で丸い回転テーブルを囲んでの中国風の昼食のおもてなしを受けた際、杭州の技術者は、日本人との違いとして、日本人は細かいことでもメモを取る(ドキュメントも詳細に記す)が中国人は頭の中だけで考えることが多いと語られていた。

すもも

次の2種類の(すもも)はさくらんぼなみに小さく、見た目のように若い味がする。

小さいすもも

上の写真の右側の小李に加えて、さくらんぼ、前述した小メロン、日本で売られている一般的なすももと同じ大きさのも一緒に並べてみた。

さくらんぼと小さいすもも

店頭に並ぶすももの種類は日本も負けてはいないが、日本の場合、直径が5~6cm程度の大きさのものに集中している。小さいすももは売り物にはならない模様。日本では季節になるとソルダムや大石が多くの店に並ぶ。他にも次のように多様な品種がある。

日本のその他のすもも

子供のころに故郷で食べた小さめの赤いすももを今も食べたくなることがある。これに似た種を中国で道ばたで売っているのを発見して買って食べた時には味もほぼ同じで感無量だった。このように店に並ばない果物もある。日本では、果物としては次のぐみも美味しいのに店には並ばない。個人宅の庭などでなっているのを見かけることがあり感慨に浸る。

グミ

青リンゴ

中国では2種類の青リンゴがある。地元産の青リンゴと輸入ものの高級青リンゴである。輸入物の高級青リンゴは一年中店に並んでいたが地元産の青リンゴは初夏限定。サン津軽を若くしたような味で私は大好きなのだが、日本ではほとんど見かけなくなった。王林は色的には青っぽいが味的には青リンゴではない。日本で一時青リンゴのように廃れたと思っていたら復活してきているのが次の紅玉。大好きな紅玉だが中国では食べることができなかった。

紅玉

次は長野産のグラニースミスという品種で見た目も味も青リンゴに近い。

長野産グラニースミス

果物売り場

量り売りが多く、多くの果物が試食できる。日本ではありえない思い出としては、私がすでに買うことを決めて手に持っている葡萄を試食されたことがあった。気軽すぎてむしろ嬉しくなった。量り売りなのでこういうことができるのである。日本のスーパーで葡萄を一粒食べようものなら泥棒呼ばわりされるかマナーの問題を指摘される。日本では試食用に用意されたものが置いてあることがあり、最近日本の葡萄試食コーナーで葡萄を何粒も食べている子供がいるのを見て中国での逸話を思い出してこれを書いた。相手国の文化を知らずにマナー違反を指摘する人をよくテレビで見かけるので気になっている。

次は中国でよく見かける出店。夜、人が集まるところには果物屋さんも集まる。税金対策の人が多いという噂もあるが、庶民には求めやすい場となっている。(ちなみに写真のネクタリンは楕円型)

夜集まる果物屋

ちなみに、蘇州の果物出店

蘇州の出店果物屋

日本では売り物にならなくなってしまったなつめ小さい李など、季節がだぶっていないことや格差拡大の中で低所得者にも買えることが日本と違ってまだ商品として生き残ることができている理由の一つになっていると思われる。自由化し過ぎると季節感がなくなるとか沙汰されてしまう地物が増えるなどの懸念が大きい。食べ物があれば人間は生きていけるので高価なものだけが残るのは困る。

食料問題も併せて考えれば、次のイチゴのように外見は悪いけれども味が変わらない、あるいはかえって美味しいものは残す義務がある。

外見に難ありで安いイチゴ

果物は食べ過ぎても太らない

林先生の番組(初耳学)で取り上げていた果物に関する情報によると、 日本人はフルーツ摂取量が先進国の中で最下位。特に若者の果物離れが大きい。

先進国のフルーツ摂取量

「フルーツを食べ過ぎると太る」という俗説のせいだが、これはフルーツの糖分が多いことによる勘違いが原因。 果物は胃に負担をかけず消化が非常に早い。空腹状態で食べると30分で腸に届く。 (食後に食べると良くない。胃の中に他の食べ物が残っている状態で果物を食べると消化を待たされて胃にガスが溜まるなどのため。)
中国から戻って、中国と比べても日本人が果物を食べる量が少ないことを実感している。
中国の出張先だった職場の総経理(当時の中国人社長)は食前1時間前に水をのみ30分前に果物を食べ、果物は食後は食べないとおっしゃっていた。 ちなみに副総経理(当時の日本人副社長)は素材を選らんで自分で調理して食べるのが好きという印象が強く、果物をそのままの姿で食べる話は聞かなかった。


野菜

野菜も日本ではありえないような大きいものをよく見かける。長さが特大のもの、体積が特大のものなど、様々。日本でもごくまれにすごく大きい丸茄子や長茄子を見かけることがあるが、日本では見たことがない特大の茄子がある。次の写真の右側のものは比較用に置いたヘチマ大の特に大きいもので左が直径がヘチマ並の茄子。真ん中の茄子は長さが長い方だが、もっともっと長い胡瓜2つ分の長さの巨大茄子もある。

野菜

右側のへちまのようなものは、現地の人の食べ方がわからず、茹でてワサビ醤油で刺身を食べるかのような気分で食べた。というのは刺身にわさびを付けて食べているような味の野菜を中国の職場の食堂で食べたことがあったことの強い影響によるもの。

中国だけのものと思っていた超長茄子の熊本産を発見(下図)。

熊本産超長茄子

思わず次を150円で購入。大きいので小切りと大切りにして、小切りのものは、スーパーで売ってる小茄子漬けの残りに入れて漬けて美味しく、大切りのものは普通に茄子炒めにして美味しかった。

熊本産超長茄子の例


焼きもの、地物

次はよくある焼きものの屋台。

焼きもの屋

次は私がイカ焼きを食べた屋台。これでもかこれでもかと胡椒や七味の類のたくさんの種類の香辛料を振りかける。 この味に慣れると日本のイカ焼きのたれが物足りなく感じるほど。

焼きもの屋2

次はサザエのような味わいの田螺(大タニシ)料理で非常に美味。中国で最もハマった食べ物の一つ。

五香田螺

五香田螺2

私が子供のころは田んぼに螺がいて食べたこともあったが、これほどまでに美味しかった記憶は無い。普通に美味しいという程度だった。味付けの極意があるものと思われる。
次の写真(だいぶ食べてから残ったものを撮影)は小さい田螺。私が食べたこの小さい田螺は味付けが大田螺よりも辛め。小さい分を味付けによって補っているようだ。私は爪楊枝を使って中味を取り出して食べたが、現地の人は口で吸い出して食べていた。すごい舌吸引力である。

小田螺

写真が無いが、調理が凝っている美味しい川魚もよく食べた。


豆腐花

次は日本ではおめにかかれない絶品の豆腐花。

豆腐花

豆腐花そのものの写真を取るのも忘れるぐらい食べる前からわくわくしたのが次の店。出張期間中に5回以上は食べた。その他5店ぐらい食べた店のいずれもそれぞれに違うおいしさがあった。多くの調味料を入れていたが、自分で再現できなかったのが残念。

豆腐花2


ラーメン

特にラーメンは人それぞれ好みが違うわけだが、地元の人に真っ先に勧められたおすすめラーメンは私の口には並の味だった。ならばと次に勧められたラーメンが私にとっての絶品。それが次(写真は当時7元の牛肉拉面+追加青菜)。仕事のことしか頭にない状況でも写真に残したほどに美味しかった。

蘭州ラーメン

蘭州ラーメン2

日本の場合は、吉野家は吉野家の、松屋は松屋の味がするが、中国で私が食べたラーメンに限っては、チェーン店なのに店によって味が大きく違ったり、違う店なのにチェーン店の特定の店と同じ味だったりするので、自分の好みの味かどうかは食べてみないとわからない。無錫には個人経営の食事処がまだまだ多く残っている。

できることなら、いつまでも無錫は無錫のままでいてほしいと願うものである。


その他

夜景
(下は昼の写真。左側に小さく映っている2つのビルは無錫一高い高層ビル(339m)だが照明がないので撮影時点では未完成だった模様。

夜景

夜景の昼

海外出張試用期間中の初めての無錫市内散策の帰り道で撮影(寺など)

崇安寺より1

崇安寺より2

崇安寺より3

南禅寺より1

南禅寺より2

南禅寺より3

レンタル自転車

無錫のレンタル自転車

ちなみに、蘇州のレンタル自転車

蘇州のレンタル自転車

その他、多くの美しい景色に魅了された。


リオデジャネイロ・パラリンピックの国別メダル獲得数

リオデジャネイロ五輪期間中はテレビ(NHK)のデータ放送で五輪専用メニューが表示され、その中には国別の獲得メダル数という項目があった。中国のパラリンピックの結果には驚いた。選手の絶対数が多いということもあるとは思うがそれにしても多いのでここで紹介する。ついでにベスト20の国と日本と日本の近隣国のメダル獲得数も紹介する。

順位 パラリンピック オリンピック
国名 順位
1位 中国 107 81 51 239 3位 26 18 26 70
2位 イギリス 64 39 44 147 2位 27 23 17 67
3位 ウクライナ 41 37 39 117 31位 2 5 4 11
4位 アメリカ 40 44 31 115 1位 46 37 38 121
5位 オーストラリア 22 30 29 81 10位 8 11 10 29
6位 ドイツ 18 25 14 57 5位 17 10 15 42
7位 オランダ 17 19 26 62 11位 8 7 4 19
8位 ブラジル 14 29 29 72 13位 7 6 6 19
9位 イタリア 10 14 15 39 9位 8 12 8 28
10位 ポーランド 9 18 12 39 33位 2 3 6 11
11位 スペイン 9 14 8 31 14位 7 4 6 17
12位 フランス 9 5 14 28 7位 10 18 14 42
13位 ニュージーランド 9 5 7 21 19位 4 9 5 18
14位 カナダ 8 10 11 29 20位 4 3 15 22
15位 イラン 8 9 7 24 25位 3 1 4 8
16位 ウズベキスタン 8 6 17 31 21位 4 2 7 13
17位 ナイジェリア 8 2 2 12 78位 0 0 1 1
18位 キューバ 8 1 6 15 18位 5 2 4 11
19位 ベラルーシ 8 0 2 10 40位 1 4 4 9
20位 韓国 7 11 17 35 8位 9 3 9 21
40位 香港 2 2 2 6 88位 0 0 0 0
64位 日本 0 10 14 24 6位 12 8 21 41
68位 台湾 0 1 1 2 50位 1 0 2 3
76位 フィリピン 0 0 1 1 69位 0 1 0 1
84位 北朝鮮 0 0 0 0 34位 2 3 2 7
ロシア 0 0 0 0 4位 19 18 19 56
35位 ケニア 3 1 2 6 15位 6 6 1 13
41位 クロアチア 2 2 1 5 17位 5 3 2 10
47位 ハンガリー 1 8 9 18 12位 8 3 4 15
84位 ジャマイカ 0 0 0 0 16位 6 3 2 11

日本は丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣の祈りが功を奏し、たまたま金メダルの数は0に終わったが大いに盛り上がっていた。オリンピックもパラリンピックも参加することに意義があるということも言える。北朝鮮も日本と似た傾向にあるようだ。

報道番組の中の一つのコーナーでパラリンピックのブラインド・サッカーの特集を見た。
目が見えるプロのサッカー選手が目隠しするとまったくボールが追えないが、ブラインド・サッカー選手は、まるで目が見えるようにサッカーボールを操る。このことは働いている脳が違うことを教えてくれる。普通の人とは違う才能の開花による創造性の多様化に期待できる。障害者の人生を自分たちと同じように豊かにしてあげたいという思いが通じている人をたまに見かけることがある。こういう人には答えてくれるようだ。障害者ではなくても、社会から取り残されているような人で隠れた才能がありながら埋もれている人が多いと最近よく思う。間違った方向にだけは行かないようにと願う。国民が一つになって自分たちが選んだ人の退陣を迫るなどはよくよく考えないといけない。例えば、デモで訴えるだけなら問題ないが、建物や人の破壊行為、あるいは戦争を進めるような人達は、他人を批判している場合ではない。そういう行為を見たら相手だって同じように対応するしかなくなるからである。

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